リアゲートランプスイッチ修理


リアゲートを開けると天井のランプが灯ります。 このランプのボタンは非常にもろく、すぐに壊れてしまいます。 自分のも壊れてしまい、押しても切り替えができず、 ハッチバックを開くと点灯した状態のままです。 スイッチを押すと、むにょ〜、と切り替わる感触がありません。 このスイッチは非常に安っぽいものが使用されています。 これをちゃんとしたスイッチに交換して直します。

このページでは Cherokee(XJ)95年式のリアゲートランプスイッチの直し方を説明します。

まずはスイッチをはずしましょう。
スイッチはランプについています。 ランプのはずし方は、 「リアゲートランプ取り外し」 を参照してください。
ランプのカバー自体は天井の内張りにプラスチックリベットで固定されています。 これは破壊しないといけません。 ニッパなどでプラスチックリベットを取り除くと、 写真のようにはずれます。
配線は黒い3端子のコネクタ1つでつながっていますので、 それをはずすと取り外せます。

(注意)私のリアゲートランプにはセキュリティ装置のために、 ハッチバックの開閉を検知する配線が3本加えてあります。 写真等で黒いコネクタ以外の配線が見えますが、 それは無視してください。
ランプカバーの裏を見ると、このように問題のスイッチが見えます(白黒ツートン)。
大きさは1cm四方、厚さ5mmぐらいの小さいスイッチで、 白と黒の細い線が出ています。
(注意)写真の配線には切れ目が入っていますが、本来はありません。

スイッチを支えているクリーム色のプラスチックの板をはずします。 プラスチックの先割れの棒で止まっているため、 無理に引っ張ると折れたり割れたりしてしまいます。 先割れの先端を少し削ったりして慎重にはずします。
プラスチックの板をはずしたところです。
黒いのがスイッチの先端、指が触れる場所です。
スイッチはプラスチックの板にはめ込んであるだけなので、 横向きに慎重に引っ張ればはずれます。
はずしたスイッチです。
これはどのみち交換するので、思い切って配線を切って取り出しましょう。
ボタン部分は簡単に取れます。
どうやら、スイッチの軸は5mmぐらいのストロークがあるようですが、 すでにバカになっていて、4mmぐらいはスコスコです。 そして、一番縮んだ状態で1mmぐらいでカチッカチッという感触があります。

黒いボタン部分は流用しましょう。 修理のコンセプトは外見は元通りです。
問題はスイッチです。 1回押すとOFF、もう一回押すとONというオルタネート型のプッシュスイッチを探さないといけません。

秋葉原で買ってきたスイッチは、 ミヤマ・MS-197というオルタネートタイプのプッシュスイッチです。 3端子で真ん中の端子が1回押すごとに左右の端子に切り替わります。

プッシュスイッチのボタン部分を引っ張ってはずしてみると (この手のプッシュスイッチは引っ張るとはずれる)、 スイッチの軸は金属製でかなり細いです。 これでは、リアゲートランプスイッチのボタン部分はそのままでは取り付けられません。
壊れたオリジナルのスイッチを分解して、その軸を流用することにします。
もともとプラスチック製なので、リュータで簡単に切り取ることができます。 分解するとこのようになります。 カチカチと切り替わる仕組みはボールペンと同じなんですね。

はずした軸はちょっと長いので、 実際の取り付け位置を確認しながら短くしておきます。 軸は筒になっていますが、先端のボタンに刺さる部分は詰まっています。 新しいスイッチの軸がこの先端まで刺さるように長さを調整します。
流用する軸とスイッチの軸は、 このプラスチックパテ(速硬化タイプ)でくっつけることにします。
中には白と緑の2枚のガムのような形のものが入っていて、 同量を指でこねくり回すと硬化し始めます。 速硬化タイプと言っても完全硬化まで6時間あるので、焦らなくても大丈夫です。

こんな感じで取り付けます (軸の内側にパテが入っているのがわかると思います)。
※この写真はテストで取り付けたものです。
スイッチをとりつけます。
元のスイッチを支えていたプラスチックのプレートをそのまま流用します。 ただし、元のスイッチはかなり太めなので、 新しいスイッチはそのままネジ止めできません。 そのため、スイッチの下にあるような2枚のアルミの板を作成します。

作ったアルミの板で挟んで固定します。

さらに先端に元のスイッチの軸をプラスチックパテで取り付けます。
元のランプカバーに取り付けます。
カバーからはプラスチックの3本の棒が出ていて、 スイッチのプレートの穴に通しますが、 取り外しのときにカシメ部分が若干バカになっているので、 瞬間接着剤で補強しておきましょう。

実際にちゃんと押せるかどうか確認します。
配線をして完成です。
完成したランプを取り付けます。
スイッチが飛び出す形になっているので、 この部分を切り取らないと入りません。 どうせ隠れてしまう部分なので躊躇無く切ります。 紙のような素材なので金ノコのようなもので簡単に切り取れます。
切り取り完了です。
最初の取り外しのときに破壊しないとはずせなかったプラスチックリベットの部分ですが、 このように細いタイラップ(配線をまとめるプラスチックのバンド)で締めてしまえば、 何の問題もありません。 もともと位置を固定しているだけのものなのでこれで十分です。
あとは 「リアゲートランプ取り外し」 にあるとおりに取り付けます。

完成して元気に点灯するリアゲートランプです。

以上で作業は完了です。